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1964年 東京生まれ。目白学園女子短期大学国語国文科卒業後、米国デラウェア大学で詩を学ぶ。小説だけではなく、童話、翻訳、エッセイなど幅広く執筆。

確か最初に読んだのは「冷静と情熱のあいだ」正直いって辻仁成が書いた男性目線の方が好みでイマイチという第一印象だった。
しかし、他の作品を何冊か読んでみるうち、どんどん好きになっり気づくとハマってしまった作家さん。

思いわずらうことなく愉しく生きよ (2004.06出版 2005.11読破)  ハガユイ度 ★★★☆☆

雑誌 VELLY で連載されていた小説だとか?VELLYで、こんな小説を連載するというのが意外だった。
内容は少々現実離れしているとも感じられる「のびやかすぎる」3姉妹の話。
専業主婦に収まった長女が夫から受けるDVの話が軸となって3姉妹それぞれの恋愛話と離婚した両親の話が絡んでくる。
非現実的な話という感じもするけれど、実はソコらへんに転がっている話でもありそうで、自分とは別世界の話だと思いつつも一気に読み終えてしまった。
人間は孤独に弱い生き物なんだと痛感させられる作品だと思う。
 

雨はコーラがのめない (2004.05出版 2006読破)  意外だった度 ★★★☆☆

愛犬と音楽でイッパイのエッセイ集。 勝手な印象で著者の江國さんには犬より猫が似合うイメージを持っていたので愛犬家っぷりが意外だった。 私も犬と音楽は大好きだが残念ながら、この本で紹介されている音楽には馴染みが無かったので機会があれば聴いてみたいと思った。
 

スイートリトルライズ (2004.03出版 2005.01読破)  あまり評判が良くないみたいだ度 ★★★★☆

直訳すると、小さくて甘い嘘???読んだ感想は、ちょっと変な夫婦の大きくて苦い嘘の話。
分かりやすい恋愛小説が好きなのでソコソコ面白かったけれど、アマゾンのレビューを読んでみると評判があまり良くないようだ。
主人公に感情移入しにくいW不倫の話だからなのかな?
 

号泣する準備はできていた (2003.11出版 2004.07読破)  満足度 ★★★☆☆

2004年 直木賞 受賞作品

直木賞受賞ということで話題になっていたので読んでみた。等身大でサラリと読める恋愛小説という印象。
著者自身は、この本をあとがきの中で「様々なお菓子の詰め合わせではなく一袋のドロップという感じ」と表現していた。
色や味は違っても成分も大きさも形も同じということで、そのような例えをしたようだが全部読んでナントナク納得。
 

とるにたらないものもの (2003.07出版 2005.10読破)  共感度 ★★★★☆

ほんとうに取るに足らない些細な物や事について書かれたエッセイ集。
エッセイを読む時は共感出来る部分が多ければ多いほど面白いと感じるので、そういう点では大満足な1冊。
見習おうと思ったことの一つは鞄について。私も著者の江國さんと同じく背が小さい方なのにヤタラ何でも持ち歩くため必然的に大きめ鞄を持つことが多い。
バランスが悪いなぁと思うことも多々ある。
江國さんも以前は同じタイプだったそうだが、現在は本当に必要な物だけを小さな鞄に入れて持ち歩くとか。
結局、本当に必要なものは、ごく僅かということなのだ。
他にも「なるほど」とか「そうそう!」とか頷ける文章が多く、すんなり読み終えた感じ。
背伸びしないナチュラルさが文字の隙間から見え隠れするステキな本だと思う
 

いくつもの週末 (2001.05出版 2006.08読破)  新婚さんにオススメ度 ★★★★☆

結婚して少し経った頃に誰もが感じるようなことが上手く表現されているエッセイ集だと思う。
私は結婚5年目の落ち着いた時期(?)に読んだけれど、結婚1〜2年目くらいに読んでいれば「あー同じ!同じ!」 と感じる部分が多くて救われたかも。
結婚したばかりで慣れない生活に煮詰まっている人にオススメしたい一冊。
 

ウエハースの椅子 (2001.01 出版 2006.01 読破)

画家として生計を立てている少々風変わりな女性の現在と幼い頃の記憶を交互に絡めながら物語が進んで行く。
内容的には不倫を扱っているのに心地良いという感想は不適切かもしれないが、どこか淡々として異国情緒あふれる独特の作風が読んでいて心地良い感じがした。
 

冷静と情熱のあいだ (1999.10出版)   競作しない方が良かったと思う度 ★★★★☆

正直言ってイマイチだった。作品自体がどうこうというより先に読んだ男性の視点で書かれた方がシックリ来たので。
もう一度読んでみると違った印象を受けるのかもしれないので機会があれば再読してみたい本。
 

神様のボート (1999.07 出版 2006.08 読破)  静かな狂気度 ★★★★☆

ありえない約束を追い求めて一箇所に落ち着くことが出来ず放浪を続ける女と、その娘の物語。
母親である葉子と娘の草子、それぞれの視点で交互に描かれていく。
商品説明では 『狂気に満ちた危険な恋愛小説』 と表現されているが、静かで穏やかな雰囲気で淡々と物語が進んでいくせいか狂気じみた印象は受けなかった。
「狂ってる」というよりは「普通じゃない」女の話という印象。
 

ホリー・ガーデン (1994.09 出版 2006.01 読破)  お気に入り度 ★★★★☆

これまで江國さんの作品は何冊か読んできたけれど、この作品が一番好きかも。
「余分な物が好きで、余分な物でイッパイの物語を書いてみた」みたいなコトをあとがきに書いているが、この物語のエピソード、どれを取っても余分だなんて思えなかった。
オモチャのようなダテ眼鏡をかけたり、カフェオレボールで紅茶を飲んだり、手の込んだ料理をつくったり、お弁当を作って一人でピクニックに出かけたり…
なんだか主人公の果歩と同じような行動をしてみたくなってウズウズしてくる…そんな作品。
Amazonのレビューを読むと何度も繰り返して読んでいる人が多いようで、そんな気持ちも判るような気がする。
 

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