ぼくらの救助隊日記☆ 後編
  第6話『炎と氷の蒸し鳥大会』 「野郎二人の駆け落ちって燃えねぇ〜」 「だから駆け落ちじゃないだろうが。逃げてんだよ」 「逃げるってのが俺の流儀に反するんだっての。たりぃ・・・」 『群青の洞窟』経由『炎の山』 「暑い」 「そりゃ、溶岩があるからな。此れで暑いって思わなきゃ如何かしてるよ」 「んじゃあ、てめぇは如何かしてんだな。暑くねぇんだろ?」 「俺は炎タイプだから良いんだよ」 「くそったれ!溶岩の上を歩いてんじゃねぇよ!暑苦しい!!」 「其処の二人、待て!」 「あ?」 「・・・・・・(ちょっと気圧される)こ、此処の温度を下げているのはお前たちの仕業か!」 「頑張れ、ホムラ」 「お前たちが来てから温度が下がったんだ!成敗してくれる!」 「只でさえ暑っ苦しい空間を暑くしてんじゃねぇよ!  丸蒸しにすんぞ、手羽先が!!!」 「う・・・うぅっ・・・・・・ご、ごめんなさい・・・」 「だ、大丈夫?ホムラ。ああ、ほら泣き止めって・・・  イカヅチは暑さでイライラしてるだけなんだから」 「ふぇ・・・ぐすん」 「おら、いつまでもメソメソしてんじゃねぇ!此れでも食っとけ!」 「あ、飴〜vv」 「優しいじゃん」 「・・・へっ」 『樹氷の森』 「寒い」 「ああ・・・寒いね」 「おい、リュウ。火ぃ起こせよ・・・」 「無暗やたらに火なんて起こせないよ。引火したら如何するんだよ」 「寧ろ今は其れを望むな、俺は」 「マジか」 「其処の二人!待て!」 「・・・ちっ・・・またか」 「・・・・・・(ちょっとビビる)こ、此処の温度を上げたのはお前たちか!」 「頑張れ、ヒョウ」 「お、お前たちが来たから此処がこんなに暑くなっちゃったんだ!許さないぞ!覚悟しろ!」 「覚悟すんのはてめぇだ、この尾長が!  尾羽毟って売り飛ばすぞ!!」 「・・・ご、ごめんなさい・・・」 「ほら、ヒョウ。泣かないでよ・・・イカヅチは寒さでイライラしてるだけなんだから」 「さっきのセリフを変えただけじゃねぇか」 「其処はスルーしろよ」 「で、でもまだ暑いよ・・・やっぱりリュウたちが居るからかな・・・?」 「そりゃ炎タイプだしな」 「あ、そうかも」 「早く俺を出せ、コラ!!」 「あ、照れ屋じゃねぇか」 「るせぇ!誰が照れ屋だ!」 「まぁまぁ、レイリン・・・待たせて悪かったって。ほら、イカヅチもレイリンで遊ぶなよ」 「遊んでなんかいねぇぞ。弄んでんだ」 「尚悪いわ、この電気鼠が。  いい加減にしねぇと身包み剥がしてカイリキーの海に放り込むぞ」 「・・・・・・リュウって偶に怖いんだな、イカヅチ」 「ああ・・・ったく此れで野郎三人旅かよ。駆け落ちじゃなくなったな」 「だから初めから駆け落ちじゃないって」 「なぁ、駆け落ちって何だ?」 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お子様は知らなくて良い』(リュウ&イカヅチ) 「誰がお子様だ!!」 彼らは今日も元気です。 第7話『狐に出会って里帰り』 「寒いんだけど」 「そりゃ、雪降ってるからな」 「うぅ・・・長袖着てるのに寒い・・・」 「一番厚着してるってのに何だよ、情けねぇ」 「るっせぇ!寒いもんは寒いんだ!」 「はいはい。喧嘩はやめろよ」 『氷雪の霊峰』 「雪を通し越して氷じゃん」 「あ〜・・・チルットの綿毛が暖かそう・・・」 「レイリン、フラフラして何処行くんだよ」 「寒さで頭やられてんじゃね?」 「え、嘘」 「ちっ・・・ったく・・・おい照れ坊」 「変な呼び方すんな、ボケェ!!」 「早いな。直ぐ戻ってきやがった」 「イカヅチ・・・普通に名前で呼べば良いんじゃないの?」 「甘いぜ、リュウ。こういう時こそおちょくり甲斐があるってもんだぜ」 「あのな・・・」 「訂正しろ、訂正!俺はレイリンって名前があるんだっつの!  兄ィも俺のことチビって呼んで・・・あぁぁああ!!!ムカツク!!!」 「此れだけ元気なら大丈夫だろ」 「あ?・・・ああ・・・そう、かな」 「無視すんな、コラァ!!」 『氷雪の霊峰 奥地』 「寒すぎ」 「文句を言うなよ、イカヅチ。もう少しだから」 「オニゴーリばっかだぜ、さっきから・・・」 「あ、一番奥に着いたみたい」 「お疲れ様。結構かかったね・・・寒いだろ?甘酒飲むか?」 「お、気が利くじゃん」 「甘酒・・・」 「照れ坊、お前まさか甘酒で酔ったって口か?」 「違う!猫舌なだけだ!」 「甘いのは好きだよね、レイリン」 「う・・・・・・好き、だけど・・・」 「さてと、三人とも寒くて長居したくないみたいだから、さっさと話を進めるからな」 「悪いな、ロン」 「気にするな。俺だって寒いんだ」 「ずっと此処で待ってたのか?」 「まさか。いくら俺でも其処まではしないよ」 「だよな」 「さて、単刀直入に言うとリュウは俺の祟りを受けた人間じゃないよ・・・  って俺、人間に祟りなんてかけてないよ。面倒くさい」 「其処はスルーしろよ、役なんだからさ」 「リュウは別の目的でポケモンになったんだ・・・  ってリュウって最初っからポケモンじゃん」 「其処もスルーで」 「一応話は聞いたから、もうポケモン広場に戻っても平気だよな」 「そうだな」 「もう、寒いところはやだ・・・」 「我侭言うな」 「もう野郎との駆け落ちは勘弁だぜ」 「安心しろ。こっちもお断りだ」 「で、駆け落ちって何だ?」 『お子様は気にしなくて良い』(リュウ&イカヅチ) てなわけで二人は仲間を一人加えてポケモン広場に帰ってきました。 そして明日からまた救助活動が始まります。 彼らは今日も元気です。 第8話『サルを倒して旗ゲット』 『救助隊基地前』 「漸く帰って来たな」 「あぁ・・・此れでまた金集めと舎弟探しが出来るぜ!」 「・・・・・・まぁ、ほどほどにな・・・」 「あ、あの!」 「あ?」 「お猿さんが暴れてて煩いの。助けて欲しいの」 「ソォ〜ナンス!!」 「うわ・・・すげぇ忠実にやるな、お前ら・・・」 「ギャラの為なの」 「ソォ〜ナンスゥゥウウ!!!」 「・・・・・・そ、そう・・・」 「意外と金にがめついんだな・・・」 『騒ぎの森』 「煩ぇ」 「まぁ、騒ぎの森だからね。煩いと思うよ」 「ったく・・・サルっつったって何処に居やがるんだ」 「サルサルサルって煩いな!!  こちとら怒り易いんだから少しは考えて喋れよ!!」 「・・・・・・・・・あぁ?」 「・・・・・・(ビビる)と、兎に角勝負だ!」 「サルをサルっつって何が悪いってんだ、コラ。  常時万歳しているサルは鉄棒でもして遊んでな!!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・なんか真っ白なんだけど・・・?」 「良いんじゃね?」 『ポケモン広場』 「つー訳で、お前らイガグリ3つで家建てろ」 「んな無茶な・・・」×3 「そういうシナリオなんだから仕方が無いじゃん・・・」 「・・・・・・はぁ・・・損な役回り・・・」 「有難うなの!お礼はイガグリなの!」 「・・・・・・金は?」 「イガグリなの!」 「ソォ〜ナンスゥウ!!」 「・・・・・・・・・・・・・・・納得いかねぇ・・・」 後日。 『ペリッパー連絡所』 「・・・・・・『私を助けて下さい』ってなんだこりゃ?」 「一応依頼なんじゃないの?」 「もっとマシなもの書けよなぁ・・・」 「そう言うなよ」 『遠吠えの森』 「ワンワン煩ぇ」 「そりゃ遠吠えだからね」 「しかも階数多くねぇ?流石に疲れてきたんだけど」 「う〜ん・・・もう少しで着くと思うんだけど・・・」 「す、すいません・・・ご足労を・・・」 「ホントにな・・・シナリオとは言え此処までやるなんて」 「其れは言わない約束だろ」 「・・・ちっ・・・ったくオラ、行くぞ。フデオ」 「フデオ!?」 「・・・尻尾が筆になっているからだろ・・・イカヅチ・・・・・・センス無ぇ・・・」 『救助隊基地前』 「村に変えるの嫌なんで此処で旗描きます」 「・・・唐突だな、お前・・・」 「デザインはどんなのが良いですか?」 「無難なもので」 「は?やっぱ旗っつったら奇抜なものだろ!」 「え?え?」 「無難なもので宜しく」 「は、はい・・・」 こうして救助隊基地に旗が追加されました。 そんなこんなでまた救助活動に勤しむのです。 彼らは今日も元気です。   第9話『寝ぼけ+ボンヤリ+地震=あの子かよ!』 「近頃地震が多くねぇか?」 「まぁ、確かにそうだな。揺れて起きる事が多いし」 「居るよな〜。寝ぼけて地震起こす奴」 「確かに・・・でも違うだろ、流石に」 『ポケモン広場』 「・・・・・・・・・・・・・・・何で俺が・・・」 「そういう役なんだから行って来いよ、アマダレ(ニッコリ)」 「・・・・・・リュウ・・・てめぇ、何考えてんだ・・・・・・」 「え?別に?(ニコニコ)」 「・・・・・・てめぇが笑っている時は大抵、禄でもねぇ事考えてる時だ」 「ちっ・・・バレたか」 「・・・・・・・・・・・・・・・」 「ふん。まぁ良いや。精々、泣きべそかいて  俺らに助けを求めに来やがれ。この根暗ドMが」 「・・・・・・俺は断じてMじゃない・・・このドS野郎」 後日・・・ 『ポケモン広場』 「オラ、泣いて頼めよ」 「・・・・・・・・・・・・てめぇ・・・絶対楽しんでるだろ、この状況・・・」 「あぁ、楽しいったらねぇな!アハハハハ!!」 「楽しそうだな、リュウ」 「今まで誰かさんの押さえ役ばかりやってたからな、鬱憤が堪ってんだよ・・・(ゴゴゴゴゴ)」 「そうかよ・・・んじゃあ、俺も付き合うぜ!!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺も此処までか・・・・・・」 「・・・おっと、いけない。台本と違う方向へ持って行く所だった」 「あ〜・・・そういやそうだな」 「で?キィナを助けに行くんだっけ?」 「リドが必死に止めてた筈だろ?」 「でも行ったみたいだな、あのツンデレ」 「ちっ・・・あのクソアマ・・・まぁ、良い。『俺らは行く、キィナを助けに』」 「何で倒置法なんだろうな・・・強調するには持って来いだけど」 「うぅ〜・・・リュウ殿、イカヅチ殿ぉ〜!  な、何卒・・・何卒、姫をぉぉおおお!!!」 「こいつもウザイな・・・」 「まぁまぁ・・・行くか」 『マグマの地底』 「暑過ぎ」 「そうか?俺は別に如何って事無いけど」 「周りがマグマってトコが気に食わねぇ・・・」 「俺に文句を言うなよ」 「・・・そろそろだよな」 「そうだな・・・あ、居た居た」 「・・・あんたたち、意外と遅かったわね」 「文句言うんじゃねぇよ。折角来てやったんだから」 「リドが大騒ぎしてたぞ?」 「・・・・・・・・・・・・しょ、しょうがないじゃない!台本にあるんだから!」 「さっさと帰ってやれよ」 「言われなくても帰るわよ!」 「さて、キィナも帰ったところで・・・」 「グラードンの登場か」 「・・・・・・『グガー』・・・(風呂敷を羽織って悪役っぽくしてみたつもりらしい)」 「・・・・・・・・・・・・何やってんの」 「え?だって、俺・・・出て来ても叫んでるだけなんだもん」 「いや、そうじゃなくて、ラグゥ・・・何で後ろにムナが?」 「・・・お手伝いしてくれたの」 「・・・・・・明らかに地震はこいつが起こしてるよな・・・おい、こらチビ」 「狽ミゃあっ!」 「地震はもうええっちゅーんじゃ、ボケェ!!」 「ご、御免なさい・・・せ、拙者、つい・・・」 「あぁ、大丈夫だよ、ムナ。もう地震を起こさなくても良いよ」 「ほ、本当ですか?」 「あぁ」 「じゃ、じゃあ、拙者は此れで・・・」 「・・・俺も、もう良いかな?」 「良いんじゃないのか?早く帰らないと」 「ラグゥゥゥウウウウ!!!無事かぁぁああ!!??」 「出た、親馬鹿・・・」 「俺らも帰るか、イカヅチ・・・」 彼らは今日も元気です。 最終話『そして俺は光って空を飛んだ』 『あ〜あ〜。テステス。只今テレパシーのテスト中』 「良いよ、テストは」 「さっさと用件を言いやがれ」 『ブ〜ブ〜☆大変なんだゾ!お星様が急接近中だゾ!!』 「あ〜・・・そりゃ、大変だ」 「イカヅチ・・・お前な・・・」 『此処侭じゃドッカンだから、お空のニョロニョロに頼んで  お星様をぶっ壊して貰おうネ☆』 「如何やって行くんだよ、空まで」 「てか、お空のニョロニョロって何だよ」 『俺にお任せだゾ!』 「スルーか・・・」 翌日 『精霊の丘』 「クワ――――――――――――ッ!!」 「何やってんの、ユギ」 「クワ――――――――――――ッ!!」 「えらく忠実にやるよな・・・」 「出来たゾ!此れがテレポートの結晶だゾ!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「あれあれ?二人とも俺の技にビックリしちゃって声も出ない?やったネ☆」 「此れの何処が結晶なんだ?」 「やっぱりイカヅチもそう思うか?如何見たって此れは・・・」 「テレポートの結晶だゾ☆」 『大砲だろ、ボケ』(リュウ&イカヅチ) 「まぁまぁ☆兎に角、乗った乗った!」 「俺たちが先にドッカンか・・・」 「短かったな・・・俺の人生」 「よぉっし☆いっくゾ☆」 ドッカン!!! ヒュルルルルルルゥゥゥゥゥウウウウ ドド―――――――ン!!!パラパラパラ・・・ 「上手に出来たゾ☆キラキラ綺麗だね、花火!」 『ンのドアホォォオオオ!!!』(リュウ&イカヅチ) 『天空の塔』 「たっか!!」 「そりゃ天空だからな」 「此れを登って行くわけか?たりぃ・・・」 「高いよな・・・ホントに」 「疲れたんだけど」 「まぁ、もう少しだよ」 「・・・・・・お疲れ・・・」 「あれ?レツシンじゃねぇのかよ」 「・・・まだ出て来るの嫌だって言うから・・・」 「クロガネ・・・」 「んじゃあ、さっさと星をぶっ壊しに行けよ」 「・・・あぁ、アレか・・・・・・少し、良いか?」 「あ?んだよ」 「・・・俺の目が可笑しいのか分からないが・・・アレは星じゃない気がする」 「え?」 「・・・あ」 「・・・・・・エルルだ・・・」 「うわぁ・・・星の役ってエルルだったのか・・・」 「はいはぁい。お手紙と言いますか、俺が来ましたよ〜(ゴゴゴゴゴ)」 「でけぇ・・・流石は全長14m・・・」 「・・・壊して良いのか?」 「否、ダメだろ」 「でも俺たちがヤバイぜ?14mが来る」 「んじゃあ、吹っ飛ばすで」 「・・・・・・分かった」 「お?俺とやるんですか?クロガネ。いつ振りでしょうね」 「・・・・・・とりあえず、吹っ飛ばす・・・えい」 「うわっ!あ〜も〜!郵便配達専門会社エルポポを宜しく〜!!」 「宣伝して行きやがった・・・」 「流石は社長・・・」 「・・・俺・・・疲れたから寝るな・・・お休み・・・・・・」 「で、如何やって戻るんだ?」 「落ちるんだろ」 「は?」 「落ちるんだろ?ホレ(ドンッ)」 「うぎゃぁあああ!!!」 「お〜お〜。リュウの奴、見事に落ちてったぜ。んじゃ俺も〜」 『精霊の丘』 「で、此処で一応さよならって事になるんだよな?」 「まぁな」 「光って飛ぶのか・・・」 「大丈夫だろ、準備ならしておいてやったぜ!」 「は?」 「ホレ」 「いやいやいや!お前、俺を殺す気か?」 「ンな事しねぇよ。親友の旅立ちに」 「とか言っておいて何俺に取り付けてんだよ、お前!!」 「よっしゃ。後はこのスイッチを・・・(ポチッとな)」 「ギャ―――――――!!!」 「光って空飛んだだろ?」 「俺を感電死させる気か、コラァ!!!」 「お〜、復活したか。流石だな(ケラケラ)」 てなわけで、リュウは人間である事を至極アッサリ捨てて、ポケモン広場に帰ってきました。 そして明日からまた救助活動が始まります。 彼らは今日も元気です。 終わり?
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